我が家の両親、60代なのですが、父は要支援1、母は今年病気が分かり要介護2です。
今までは母が父の面倒をみて2人で実家で暮らしていました。
今年はじめに母の病気が分かり、指定難病で治る治療はなく早い人は半年、長い人は10年以上生きられる、どうなるかは分からないと医師に告げられました。
母は嚥下障害がひどく、嚥下から症状が出る人は寿命が短いと言われました。
6月に病気が分かり、その頃はひどく落ち込みました。
母の病気のこともですが、父が1人残された時のこと、実家は裕福ではないと思っていたのでお金のこと、弟は東京、面倒を見るのはきっと私だけ。
私は専業主婦、弟は東京の大企業勤務なので、金銭的には弟に助けてもらおうかと考えたり。
きっと両親は施設に入れるお金はないと思うと主人に話し、そうなったらうちに来てもらうしかないと主人も言ってくれました。
どんな年末をむかえるのだろうと不安で仕方ありませんでしたが、母の病気の進行が遅く、今でも家で父と2人暮らせています。
私も気持ちの整理がつき、これからのことも前向きに考えれるようになりました。
父は脳に問題があり身体的には問題はなく日常生活はできますが、お金の管理や母の手続きなどは無理です。
母が元気な間にお金の管理を私にしてほしいと頼まれ、実家のお金も管理するようになりました。
通帳を見せてもらったら、両親が施設に入れるだろうお金もあるし、老後資金問題をクリアするお金があったのです( ゚Д゚)
主人とあんなに話し合った時間はなんだったのか、勝手な心配でした。
それまで両親とお金の話をした事はなかったのですが、小さい頃の旅行は近畿圏内、外食は年に1、2度。
家族旅行でディズニーランドに行っている友達もいて行きたいと言いましたが連れて行ってもらえず、うちはお金がないのだと思っていました。
学校を選ぶ時も、『女の子やから短大か専門学校やろ?』と言われたので、ますますうちは貧しいと思うように。
高校の女友達はみんな大学へ行き、短大に行ったのは私だけでした。
両親のそういった行動で私は勝手な心配をしていたのですが、ただ節約していただけだったようです。
母は正社員で働いていたので、ランチや旅行もほとんど行っていなかったと思います。
母は平日休みの仕事だったので、私も一緒に出掛けた記憶がほとんどありません。
両親はあれをしておけば良かったとか後悔はないようですが、私は老後に重きをおきすぎず、したい事にはお金を使っていこうと思っています。
我が家も子供が週5のスポーツ系の習い事をはじめて、家族旅行に行けなくなる日が近いのではと思っています。
一緒にいろんな所に行ってくれる今の間に旅行や、いろんな体験をさせてあげたいです。
両親の病院付き添い、毎週の買い出し、役所手続きなど、今のところ私がやっていることはこれぐらいです。
これから病状がすすめばまた状況は変わると思いますが、お金問題だけでもクリアして安心しています。
お金だけでは幸せになれませんが、お金があれば解決する問題も多いです。
介護は自分たちだけで担おうとすると破綻することが多いとケアマネさんが言ってくれ、ヘルパーさんやサービスなども利用しています。
そういったサービスを利用できるのもお金があるからです。
私たち夫婦も子供たちに迷惑をかけないお金は用意しておこうと思います。


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